I started modeling the TOYOTA GR supra

3D MODELのGR SUPRA 完成しました

and more

【2020年版】TOYOTA GR SUPRA 3Dモデルで徹底検証!

3D design

こんにちは、MKDです。モデリング歴30年。出会ったデザイナーさんはいっぱい。

メインのお仕事は企業様でできない3Dデザインモデリング/製品設計をサポートしています。

どうぞ、よろしく。


50歳を超えたおじさんですが、デザインに関する興味は薄れていません。

人気、売れている、話題、かっこいい、可愛いなどのキーワードで検索されるデザインを見ると移り行くスピードは半端ないですね。

何が人気で何が話題なのか?

把握する前に次に行ってしまうほどのスピード感は違った意味で見習いたいです。

しかし、過ぎ行く流行りでも、どこがカッコよくて、どこが可愛いのか?やはり気になります。

頭の中を過ぎていく前に、一度はカタチにしてみたい。

そんな企画意図をこめた投稿です。

題して、『〇〇をカタチに』

今後のシリーズ展開、お付き合いいただけると幸いです。


グラマラスをカタチに:TOYOTA GR SUPRAを3Dモデリング

さて、記念すべき初回のカタチにしたいデザインのキーワードカッコイイ!

カッコイイと言えば、イケメン・・・ではなくて、私の中ではもちろんクルマ。

そして、その中で注目しているのは国産車。今やスーパーカーや外車にカッコ良さをごっそり持っていかれている感じの中、ブランド生命をかけた各メーカーの代表車をご紹介します。

TOYOTA GR Supra

NISSAN FAIRLADY Z

HONDA NSX

ご覧の通り、どれもカッコイイと思うのですが、その中から、私が”今”気になるのは TOYOTA GR SUPRA

世に問う国産スポーツカーの内の一台。売れてる?売れてない?はここで触れないとして、そのデザインは注目しています。

まず、現行のスープラは街中でもなかなか見かけないのですが、写真を見る限り何か伝わるものはあります。

凹凸、面の流れの変化、収束する形状の処理などデザインに対していろいろコメントできますが、いきなりマニアックな表現でつぶやくとご覧になる皆さまがついてこれないかもしれないので、ここでは省略。

個人的には、このくるまのハイライトの見え方が綺麗なところに惹かれます。

例えるなら、スープラはグラマラスという表現がぴったり。

ということで、タイトルは

グラマラスをカタチに

それでは早速、3Dモデリングでカタチにしたスープラのデザインを見ていきましょう。

特徴的なフロントフェイス

まずスープラと言えばフロントフェイス。

特徴的なデザインを3Dモデリングする上でのポイントは以下4点。

  1. キャラクターライン①:ボンネットのライン変化
  2. キャラクターライン②:ディテールのつながり
  3. 開口部①:位置も珍しい冷却ダクト
  4. 開口部②:ほぼ同サイズのセンター/サイドのエア導入口

※細かいモデリングについては、別の機会にご紹介したいと思ってますので、まずは結果を検証!

キャラクターラインのクセが強い

サンプル写真(上)の撮影カットでもわかるように、キャラクターライン変化のクセが強い

ちょっと理解に苦しむライン変化。これはモデリングする側にとって、凹凸の切り替わりを見極めにくいですね。

なかなか手ごわそうな予感・・・。

その制作過程のお話はすっ飛ばし、カタチにした結果がコチラ!

モデリングする上で、苦労するのはイメージ情報が無い場合。

通常のモデリングでは2D図面をいただくことが多いですが、このような複雑なモデリングの場合、それよりもイメージ情報がとても重要です。例えば、下記の画像をご覧ください。

環境光があたり、キャラクターラインがはっきりと見えてます。また明暗からおおよそのボリューム感は伝わってきます。この情報が欲しいのです。

具体的には、下記部分の形状イメージ。

白くなっているところは凸。赤色が濃く出ているところは凹。

この情報からモデリングのためのキャラクターラインを決めていきます。

モデリングしてみて気づいたことは、ここまで空気を取り入れる開口面積が多いのは珍しい。もうバンパーなんて表現は適さない感じですね。また、センターと両サイドの開口部の大きさがほぼ同じ。通常、センターが大きく開き、サイドは小さめなのですが、スープラは違います。

そして何より、F1のノーズ部分に似た形状はかなりインパクトがあります。

今回の作り方を簡潔に説明すると、

CADの画面背景に写真を配置して、それに合わせたキャラクターラインをつくって、そのラインから構成される面をはる。

今回の3Dデータは写真だけで進めました。

特徴をとらえた写真であればほぼ似たカタチにはなります。

ちょっとレンダリングしたスープラ

実はネタばれすると、このスープラはお仕事の延長線上でそのまま3Dモデリングを進めていたもの。

実際、ここまで必要なかったというのは、・・・裏の話。

でも、近々にフルボディを公開します。

次回は、このスープラの3Dモデリングの工程をちょっとご紹介してみたいと思います。

興味がありましたら,今後もご覧ください。


コメント

タイトルとURLをコピーしました