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3D MODELのGR SUPRA 完成しました

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【デジタルツールは必須】得意ツールでデザインを表現。伝わるデザインで魅力は引き出せる

#Designer

こんにちはMKDです。

3Dモデリング歴:30年  出会ったデザイナーさん:いっぱい!

メインのお仕事は、企業内でできない3Dデザインや製品設計をサポートしてます。

どうぞよろしく。

最近、

『デジタルツールは何を選べばいいですか?』

『覚えやすい3DCADはどれですか?』

こんな質問が多いです。向き合おうとしているユーザーがいるのはとてもうれしいです。

何はともあれ、デジタルツールは必須です

今回は、そのツールが必要な理由について解説します。

後半には、私がオススメするツールも紹介しますので是非ご覧ください。


伝わるデザインで可能性を引き出せ!【デジタルツールが必要な訳とは】


 私も昔、自身のツール選びをしていたころ、ベンダーに聞いて、展示会で聞いて、先輩に聞きまくりました。

だんだん、いろいろなデジタルツール使うことが半分趣味の領域になってきたころには、会社が自分の意見を参考にする場面が多くなり、違った意味で『このツールでいいのか?』『これを使いやすいと判断できるのか?』と不安だったことを思い出します。結構、追い込まれてましたね。

でも、いろいろ試していくうちに、不安を払拭する答えを見つけました。

『自分が覚えられないものは他人も覚えられない。自分が使えるツールは皆も使える。』

こんな感覚で取り組んできたこともあり、今は、オススメや環境に適したアドバイスができるようになりました。ただそれは、人より多くいろいろなデジタルツールを使ってみて、メリット・デメリットを理解しているだけです。センスがあったなんてことはありません。良く見て、使い込んで自分が使えるよう努力した結果。でも思い返すと、自分が選んだことを正解にするために頑張っていたのかもしれません。

この経験が、今ある自分の仕事に大きく影響を与えています。

ちょっと脱線しましたが、本題に戻します。

ツールを”使える”とツールで”表現できる”は違う

 まずデザイナーにとっての定番ツールはご存知の通りイラストレーターとフォトショップ

皆さんも大半はそちらを使ってデザインしていると思います。いろいろな場面で自分のデザインを表現するには、これはなくてはならないですよね。私もサポートする立場ですので、たくさんのデザインをそれらツールと通して見てきました。

でも・・・こんなことありますよね?

『このデザイン、よくわからない?』

私の経験した一例を上げてお話しします。



それは、ある家電のデザインを私が3Dでアレンジする業務を受けた時のこと。デザイナーさんは経歴もそこそこ。デザインしたかなり有名な商品もあります。Gマークもとったこともある人。

でも私はそのデザインを理解するのに相当苦労しました。

私にはそのデザインが理解できませんでした。もちろんイラストレーターとフォトショップをつかったデザイン資料。ここからくる結論は、ツールを使えるとツールで表現できるは違うってこと。

では、実際のデザインでどうなっていたかを説明します。

見た目が綺麗・汚いではない

 すごく丁寧に描かれたデザイン図、装飾も綺麗で一見問題なく見えました。しかし、つじつまが合ってない。設計図面に例えるなら、三面図の整合性がとれていない。

『ほんとうにこんな感じになるのか?』

これは本人が形状を理解できていない可能性があります。頭の中のデザインが具体的にカタチになっていない。

ツールを使いこなしていても意味はない

 オリジナルのデザインデータを見ると、ツールをしっかり使い切ってることが分かりました。しかし構成する要素がとても多い。

必要ない描写が多く、カタチの判断を惑わせている。見栄えにこだわりすぎた表現にみられる傾向。

流行りの表現方法を取り入れているが、それが無くても十分デザインは表現できそうでした。

イメージが表現できていない

 コンセプトを理解してもらうためにデフォルメしたりアレンジしたりすることは良くある話。しかし実際にやりとりすると、デザインを補足するイメージを言葉で表現できていない。描写以外で相手が理解できる言葉の表現やその他の引き出しが無いようだった。


そういわれると気になったデザイナーさんもいるのでは?

自分はどうなのか気になりますよね。

そんな時は簡単です。周りに聞いてみましょう。

しかし、こんなあるある、知ってます?

デザイナーには自分のテリトリーがあるってこと。デザイナー同士、互いの領域を干渉しない雰囲気。

でも変なプライドは捨てましょう!思い切って!

へこむ結果になるかもしれませんが、そこは早くわかって良かったとポジティブに捉えましょう!

得意なものは武器になる

 もう、わかりましたよね。ツールが必要な理由

今回のような場合でも、最終的に良いデザインになるのかもしれません。でもそれを伝えることができないのはとても勿体ないです。

その良さがもっと早く、そして多くの関係者に伝わったかもしれない。そんな残念なことにならないようにするには、得意なツールを持つこと

デザイナーとして武器をもった人は本当にスゴイです。道具は何でもいいんです。皆さんの素晴らしいアイデイアをこれからも見せてほしいです。

ちなみにそれを目の当たりにした体験は後ほど投稿します。興味のある方は是非ご覧ください。


そして最後、私がオススメする3Dツールをご紹介します。

2Dのソフトはほぼ定番以外はありません。それ以外に得意なツールとなると私は”3D”をすすめます。そこで、オススメするツールを3点紹介します。いずれも、フリーや低価格と使いやすさがウリなので本気で導入したいときには安心です。

Rhinoceros  株式会社アプリクラフト

Fusion360 AUTODESK

Blender オープンソースフリーウェア

Rhinocerosは試用期間があります。Fusion360とBlenderはもともとフリーなので、試す価値ありです。得意なツール、是非、見つけて自分の手足にしてください。

Good Luck!

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