こんにちは、MKDです。
3Dデザインのモデリング歴30年。出会ったデザイナーさんはいっぱい!
メインのお仕事は、企業内でできない3Dデザインモデリング/製品設計をサポートしています。
どうぞよろしく。
まずは毎度の余談、お付き合いください。
![エンジニア](http://blog.mkd-contents.com/wp-blog/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
この3DCAD、誰が選んで導入したの?全然使えないじゃんヽ(`Д´)ノプンプン
突然、設計エンジニアが不都合に感じた時にでるワード。よく耳にします。
このような場合は、一概にそのCADが使いにくいというわけではないですが、思い通りにできないという、事実はありそうです。
こんな状況だったとしても、ある意味、本当の声は聞き逃してはいけませんね。
そこで、こんな声が後になって上がらないように、これから新しく3DCADを導入しようとしている部署、担当者の参考となるネタを記事にしました。
現在、なんとなく与えられた状態で使っているエンジニアの方々にもその真相をお見せします。
エンジニアの声は届いている?会社が選んだ3DCADは的確か?
![](https://blog.mkd-contents.com/wp-blog/wp-content/uploads/2020/12/jyonbi.jpg)
一時のような乱立状態はなくなった3DCAD市場。
合併、統合、買収など繰り返し、今現存する3DCADの商品群は時代を生き抜いてきたツワモノツール。ただ業界によって、活用されているツールは多少違うので、なんとなく住み分けはされているようです。そうは言ってもそんな中から、会社で稼働させる3DCADソフトを選択しなければならない担当者は大変そうですね。
でも心配はいりません。
これしかない!と断言できるようになるための事前準備を4つ、この道30年の私が徹底解説します。
候補リストに選ばれるための準備
![](https://blog.mkd-contents.com/wp-blog/wp-content/uploads/2020/12/shijyou.jpg)
幾つかの候補の中から選ばれる訳ですが、まずリストアップされるためのチェック事項は当然あります。その代表的な項目を4つ、ご紹介します。ここで、1つに絞れたら、ハイ終了ですね。
- 知名度・人気
- 維持費(ソフト代・サポート費・バージョンアップ費)
- 関連企業との連携
- 現場の使い勝手
では、それぞれについて解説します。
知名度・人気
この重要度は中。
これは、マーケットリサーチでの”評価が高い”の同類と考えがち。
しかし、何が理由で知名度があるのか、人気があるかは探っておきましょう。それを参考に、自社にとって何を基準とするかを決めます。
コストパフォーマンスが良いと、この評価は高くでます。当然、評価が高いとユーザー数も多いです。
また、自社と比較対象となる、同業・企業規模などをキーワードとした情報はしっかり調べておき、この項目が重要なポイントかどうかも見極めて判断しましょう。
維持費
この重要度は高。
台数の多い少ないは抜きにしても、維持費が高いのはお勧めできません。
特にサポート費として毎年定額を支払うシステムには注意が必要!
何に対して費用が発生するか要チェックです。ちなみに細かいことですが、電話サポートで費用が組み込まれてる場合は、はずしてもらいましょう。今時はなんとでもなります。
またバージョンアップ費は頻度と価格によります。
頻繁な場合、改善意識が高い=ユーザーサポート◎と捉えがちですが、そうそうスゴイ便利な機能アップはありません。今までのバージョンアップ履歴を確認してみて、ほぼ必要ないと感じたら、都度契約ってことにするのもアリ。
ただ最近、幾度かのバージョンアップをパスし、必要になったバージョンでアップしようとすると、そこまでのアップした回数分の費用を請求されるパターンがあります。これはソフトによって違うので事前に確認した方がいいです。
関連企業・他部署との連携
この重要度は低。
あくまで使うのは”自社”として検討している場合は、あまり気にする項目ではありません。ネイティブデータでもやり取り可能なソフトも増えています。関連企業や他部署との事前のデータのやり取りでほぼ問題は無いはずです。
ちなみに、関連企業が導入済みのCADに合わせる場合は、選択の余地無しってことなので、そもそも考える必要なし。導入後のとりまとめや連携に尽力しましょう。
現場視点の使い勝手
この重要度は中。
低くはないのですが、高くすることもありません。
正直、慣れれば皆同じ。
新しいソフトは誰も経験はありません。スタート位置は同じです。ただ覚えるにはそれなりの時間と慣れが必要です。無駄に選択する時間を費やすのであれば、早めに可動開始を想定して、適正な導入時期、慣れるまでの期間を検討しておきましょう。
検証期間と移行期間は多めに
どんな状況でも、不平不満の声が出るのは当たり前。当事者の苦労を知らない受け身の方々の声は、軽く流しましょう。
自信を持って、選び進めてください。Good luck!
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